半夏生とたこ焼き
(はんげしょう)
半夏生
 日本の農事暦では一年を24等分し、その節目節目に名前が付けられていて「二十四節気」と呼ばれています。有名なところは春分・夏至・秋分・冬至があります。                                       
 それを更に三分割して、より季節の移り変わりを表現する言葉として「雑節」があります。節分や八十八夜なども該当しますが半夏生は雑節の一つで梅雨の終わり頃を指す言葉です。
 農家にとって半夏生は畑仕事や田植えを終わらせる目安となり、その後数日間は体を休める習わしがありました。
カラスビシャク
この時期に烏柄杓(カラスビシャク)別名半夏という漢方薬の原料にもなっている植物が生える時なので「半夏生」と呼ばれているそうです。
又それとは別に湿地に咲く「片白草」別名「半夏生」「半化粧」と云われる葉っぱの一部が白く咲く時期だからとの説もあります。
半夏生
暦的には夏至から数えて11日目と云いますので今年は7月2日~7日間位が半夏生の時季になります。
 面白い風習がありましてこの時期に北陸地方や西日本方面では鯖や蛸や鱧や餅やうどんなどを食べる習慣があるそうです。
 なんでタコが・・と聞いたところその吸盤のように稲が沢山実ることを願ったそうです。先ごろテレビの料理番組で疲労回復の効果があるのはタコに多く含まれる「タウリン」が有効だと聞きましたので・・それでガッテンしました。昔の人はそのことを知っていたんですかね・・・?
 せめて私はいつもの般若湯と「タコ焼きパーティー」でもして滋養の吸収に勤めたいと思います。
            平成29年7月2日  八大












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