八大歴史塾(私の紺珠)

紺色の珠は触れると忘れていたことを思い出すと云われ、唐の張悦が持っていた物。表題として借用させて頂いております。

紅花(べにばな)

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紅 花 ベニバナ(紅花) は、キク科の植物で、古くから染料や食用油の原料として利用されてきました。 花は黄色から赤色に変化し、その色素は口紅や 「衣装の染料」 に使われてきました。 また漢方では婦人薬として利用され、血行を良くする効果があるとされています。 江戸時代 中期以降は現...

蚕(かいこ)の話

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蚕はカイコガと云う 「ガの幼虫」 ですが、「お蚕様」と呼ばれるほど、農家にとっては貴重な現金収入源だったそうです。蚕はミツバチと並んで飼育される珍しい昆虫です。そのため数え方も牛や馬と同じく一頭二頭と数えていたそうです。 飼育の目的はもちろん天然繊維の 絹糸 の採取、蚕の作った繭...

「タケノコ」 生活

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  スーパーの店先に今年も 「筍(タケノコ)」 が並び始めましたね。この筍は広い意味ではイネ科のタケの若芽の事を指すそうです。地表に出たときには 日に数センチずつしか成長していなかったものが、急に成長が早まって十日目ぐらいから急に成長が早まり数10cm~Ⅰメートルに達することもあ...

ブロッコリー

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ブロッコリー  今、旬の野菜として ブロッコリーが スーパーの店先に並んでいます。アブラナ科の緑黄色野菜として生き生きとして店先に並んでいます。 花蕾を食用とするキャベツ の一種がイタリア で品種改良 され現在の姿になっているそうです。           原産地は地中海沿岸で ...

鎌田 實 先生

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鎌田實 先生   「自分の人生は自分で決める!」  そんなことは当たり前でしょうと思われますが、平凡な暮らしをしている私たちにとっては、なかなか大きなテーマですよね。 「自分で決めること」 が幸福感に直結すると、以前に 鎌田實先生 のお話を聞き感動を覚えたことがありました。 「幸...

物忘れと認知症

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  最近、認知症と云う言葉をよく聞きます。家族に認知症の検査を進めると拒否されることが多いそうです。自分の異変を感じても認めたくないのは当事者としては認めたくないのは共通の思いですね。 そんな時には「自分は物忘れが心配だから一緒に病院に付いて来てほしい」と頼み、ついでに診てもらう...

朧月夜

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 ♯♯  菜の花畠に入り日薄れ、 見わたす山の端 霞ふかし                                   ♯     春風そよふく空を見れば、 夕月かかりて 匂いあわし。 ♭♭  里わの火影(ほかげ)も森の色も、 田中の小路をたどる人も、 ♭     蛙(か...

すずめ

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  すずめ 私が子供の頃近くに下駄屋さんの工場があって、荒削りの下駄を乾燥させる為に積み上げられた一つの風景が目に浮かんで来ます。うず高く積み上げられた工程で、乾燥させる段階がありまして下駄の薫りが何とも言えませんでした。 下駄の香りが漂っている地面に羽をバタバタさせたスズメが、...

山笑う

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季節の案内人 「山笑う」 とは、春の山の草木が一斉に芽吹き始め、動物たちも動きだして華やかになった山の様子を表した言葉で,   春の山の明るい様子を表したもの。この時季、俳句の世界では春の季語として一般的に使われていますね。寒いこの時期の 季節に案内人 として忘れてはいけない山野...

忠臣蔵

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いざ討ち入りに出陣  テレビドラマや映画で良く取り上げられる歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」は、私達日本人の心意気を良く描いていると云われています。 策略に落ちて罪を着せられた若殿を切腹させられた恨みを晴らすべく、家老以下四十七人が元赤穂藩士たちが、にっくき吉良上野介の屋敷に討ち入りに...

春日祭

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春日大社 奈良県の神社で多くの参拝者が訪れる春日大社は、全国に約1000社ある春日神社の総本社で1200年以上の歴史ある神社で毎年伝統の 「春日祭」 が行われています。春日大社は勅祭社と呼ばれ例祭である春日祭には天皇による勅使が遣わされます。勅祭社は全国に16社あり祭事の規模が大...

鹿鳴館

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 昨年の夏ごろ、日比谷公園の周辺をぶらぶらして帝国ホテルをのぞき込んでいた時、確かこの辺が鹿鳴館があった処だったことを思い出しました。そこには鹿鳴館の跡地を示す小さな額がポツンとありました。今は再開発の工事が行われており往時を忍べる物は全くありませんでした。  鹿 鳴 館  英国...

薩摩芋の話

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焼いも   昔の話 先日スーパーの帰りに「 焼き芋」 の売り場を見つけた。面白半分に大ぶりの温かい薩摩芋を買い込み当時を思い起こしながら夕食後にデザート気分で食べたけれど・・・? ホクホクして美味しいよね。薩摩芋なんて見向きもしなかったけれど、こんなに美味しかったの・・・?。食べ...

初午祭(はつうままつり)

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伏見稲荷大社  初午祭 は春の訪れを祝う稲荷神社のお祭りのこと。稲荷大神が京都・伏見にある稲荷山に降りてきたのが和銅四年(711年)の二月、初午の日だったと云われています。稲荷神社に祀られている穀物の神様が初午に降臨したとされることから初午に稲荷神社を参り、五穀豊穣を祈るようにな...

花弁餅(はなびらもち)

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花弁餅  お正月を迎えると思い出すのは 「花弁餅 (はなびらもち) 」 です。牛蒡と味噌餡を牛皮(ぎゅうひ)で巻いたお菓子ですが、もともとは梅の花弁に見立てて薄く丸い形にしたもので、皇室での鏡餅の一部に用いられた物だそうです。ほの甘く苦い濃茶との相性は抜群です。 花弁餅の由来は、...

飛鳥大仏

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飛鳥大仏 歴史好きの人には飛鳥大仏を知らない人はいない。蘇我馬子が建立した日本初の本格的仏教寺院には、創建当初のからの 「飛鳥大仏」 が残されています。大仏の襟元をよく見ると胸元に結びひもを覗かせ肌着のように見えたので学者先生に問う。 605年(推古13年)に推古天皇が造らせ、6...

春蘭(しゅんらん)

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春 蘭   春まだ浅い厳冬の雑木林の中、目覚めたばかりの野生の春蘭が小さな花を沢山に咲かせ私を迎えてくれいます。この時季毎年のように春蘭に会いに栃木の山の中に出会いを求めて歩いていました。 春蘭は何時もの様に私を迎えてくれているようで暫くぶりみんな元気でしたかと声を掛けます。身を...

玉子 の話

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昨年の夏ごろに 玉子 の値段が急騰して新聞紙上で大騒ぎになりましたね。その以前の卵は 物価の優等生 と云われて持て囃されていましたのに何で・・と叩かれました。その原因の一つは鶏インフルエンザが大流行毎日のように何十万羽或いは百万羽が殺処分となり卵の値段が上昇し大きな社会問題になり...

早春の思い出

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 栃木県の北部地方ではこの時期に小さな川のほとりで芽吹いている、ネコヤナギのことを 「ちんころたんころ」 と呼んで早春の生け花にも添えられていましたね。何とも可愛らしい姿は早春の先駆けとして各家々でも玄関先に 早春の知らせ として飾っていました。何とも可愛らしいその姿は誰もが愛で...

懸魚(げぎょ)の話

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懸魚(梅鉢)   懸魚とは 主に神社仏閣の屋根に取り付けられた 妻飾り です。水に強い魚の飾りを屋根に施して木造建築を火災から守るために日よけのマジナイとして取り付けられています。魚の身代わりを屋根に懸ける事の意として用いられました。同じように鯱(しゃち)や、氏尾(しびが)同類の...

アメ横の話

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年末の「上野アメヤ横丁」は毎年のことながら大混雑である。終戦後の闇市の名残りで終戦直後には東京も新橋、新宿、上野と三大闇市場が建ち、その他も渋谷、池袋と国電沿線の各処に闇市がありました。世の中が平静になるに伴い淘汰されて、東京上野のアメや横丁、大阪の鶴橋市場などに面影が残っている...

生姜の効用

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生姜の話 「生姜科・多年草植物」 生 姜 中国では、紀元前から栽培され、香辛料、薬として重用されてきた。漢方の生薬のひとつで、生薑【ショウキョウ】と読む。生姜はそれを略したものだそうだ。 渡来時期は定かでないが、和名を【くれのはじかみ】といい、平安時代の「延喜式」に、その栽培方法...
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