紅花(べにばな)

紅 花
ベニバナ(紅花)は、キク科の植物で、古くから染料や食用油の原料として利用されてきました。花は黄色から赤色に変化し、その色素は口紅や「衣装の染料」に使われてきました。また漢方では婦人薬として利用され、血行を良くする効果があるとされています。

江戸時代中期以降は現在の山形県の最上地方や埼玉の桶川や上尾、周辺で盛んに栽培されたと云います。山形の米沢藩では江戸時代の初期に紅花を買い上げ「紅餅」として商品化し京都や大阪に送っていたそうです。9代藩主の上杉鷹山の米沢織               にも紅花が用いられ県の花でもあります。

紅花栽培風景
乾燥させた花は紅花(こうか)と呼ばれ、血行促進作用がある生薬として薬としての活用され養命酒などにも含まれているそうですまた、ベニバナから作った生薬を体のツボなどの部位に塗る紅灸(べにきゅう)というお灸の一種もあると云います。

ベニバナの原産地ははっきりとは確定されていませんが、有力な候補地として古くから栽培されていたインドやエジプトと云われます。また  アザミ類の野生が多いアフリカ・ナイル川流域                ともいわれています。

山形地方では江戸時代に最上紅花の栽培が盛んでし               た。このため,山形県の県花に指定されています。


 皐 月            八 大









 




















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