| 懸魚の話 |
この山門は、三間一戸の八脚門で、屋根は切妻造りで、現在は瓦葺きですが、その昔は茅葺きだったと云います。屋根の破風板に下がる大きな飾りが特徴となっていますが、これは「懸魚(げぎょ)」と呼ばれており、神社やお寺の屋根の破風板部分に取り付けられた妻飾りのことです。屋根の構造が切妻造りか入母屋造りであれば多く見れれます。
これは、中国雲南省の少数民族の白沙村などに魚の形をした板を屋根に懸ける風習が今でも残っており、漢字で「懸魚」と表記されることから、これが「火伏せの呪い」として魚が使われたとする根拠となっているそうです。仏教伝来とともに寺院様式として伝えられたとも云われています。