「孤独という道づれ」

 6月の末、全く偶然に駅前の改札口でY・Sさんに出会った。「久しぶりだね」と挨拶をするとラムズイヤーはこの近くにありますか・・?と問われる。ブログに書いてあったハーブの小道はこの近くですかと聞き返されるが、そんなに大業なもんじゃないけれど案内してあげますよと歩き出すと間もなく目的地に。

わずかな空き地であるが私にとっては植物園でもあり、夢のパラダイス。
ああこれですか本当にウサギさんの耳と云ってましたが形と云い肌触りといい何とも言えませんね。他にもラベンダーをはじめ小さな名札が付けてあるのでよく分かります。
ヤマヤでお茶したがその時は多弁で元気で生き生きしていた。

後日一冊の本を受け取りました。それは返さなくても良いですからと、岸恵子さんの最近出版していたエッセー集「孤独という道づれ」を・・戴きました。
「孤独という道ずれは。馴染んでみればファンタスティック!私は少しばかりずる賢く要領よく、この道ずれを抱き込んで、かなり気ままな一人旅」と書き込まれていた。
この内容とは少しばかりずれているように思いますが、ここにきて孤独ということが最近特に問題視されているようで、それを道連れにできれば気が楽になりそうですね。

彼女は以前から古利根川の遊歩道を好んで散歩をしたらしく、たまに来るスマホには藤塚橋から公園橋間の季節の様子が記されていました。
体調がすぐれないことは以前から聞いておりましたが、こんなに早く逝かれるとは思いもしませんでした。まだまだブログでのやり取りをしたかったのに残念でなりません。
仲間の皆さんももう少し先を目指し頑張りましょう。


 令和元年     八月          八 大


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