増田(新田)の中の一本足の案山子 ♭♯ 天気の良いのに蓑笠着けて・・・
真夏日の今日、春日部市増田新田の田んぼの小道に大勢の案山子が勢ぞろいして私を迎えてくれた。地域の村おこしの為に地元で活躍しておられる仲間たち(彩幸17期等・・)が寄り集まって製作されたいずれも力作が並んでいました、長閑な雰囲気がいいですね。今年はコロナ感染症対応の為自粛が叫ばれており・・?その結果が作品の多さに現れたものと思われます。「かかし」の語源は「嗅がし」ではないかと云われます、かかしは大切な稲作を守るために、古くは髪の毛や魚の頭などを焼き、串にさして田んぼのあぜ道に立てて、悪臭で鳥や獣どもを追い払っていたことから「かがし(嗅がし)」と呼ばれたものがかかしとなったものと云われています。
民間習俗の中で「かかし」は田の神の依り代(山の神)であり悪霊を祓う効用が期待されていたようで、蓑や笠を付けることによって神や他の地域からの来訪者であることを示しているとも云われます。見かけだけは立派だが、ただ突っ立っているだけで何もしない人を「かかし」などと評価することがあるが農耕社会全体からすると間接的には地域共同体の保護者であるとも言えるのではないかと思えます。令和3年 文月 八 大
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