生姜の効用

生姜の話 「生姜科・多年草植物」

生 姜

中国では、紀元前から栽培され、香辛料、薬として重用されてきた。漢方の生薬のひとつで、生薑【ショウキョウ】と読む。生姜はそれを略したものだそうだ。渡来時期は定かでないが、和名を【くれのはじかみ】といい、平安時代の「延喜式」に、その栽培方法、保存法も記されているそうです。

江戸初期の本草書「本朝食鑑」には、(近ごろ新しい根を生梅とシソの葉を一緒に塩づけにして年を経たり、あるいは味噌漬け・粕漬・蜜漬けにしたりする。また老薑は、日に乾かして貯蔵しておき、薬として服する。旅の具としている)とある。江戸時代の人たちは、梅干に漬けて日々愛用し、乾生姜をもって旅をしたというのだ。

    生姜の畑
    「生姜の効果」
  • 血行促進や体を温める効果がある
  • 胃腸の働きを助ける
  • 食欲を増進する
  • お腹の調子を整える
  • 殺菌作用がある
  • 抗がん効果があると考えられている
血行の促進のためには生の生姜に多く含まれる辛み成分のジンゲロールが作用し一時的に発汗を促す作用があります。夏のむくみ対策や体に熱のこもり易い人にはお勧めとのことです。また冷えが気になる場合には温かいスープやカレーなどの煮込み料理に刻んだ生姜を加えると発汗作用も働き良いことづくめです。また日本最古の医学書と云われる医心方(いしんぼう)では生姜はカゼの薬としても紹介されています。
 師 走           八 大














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