なつつばき(夏椿)
猫の額の一角にこの時期毎年咲いてくれていますが、咲くとその日のうちに散ってしまうような短命の花で、なんか人の世の無常・はかなさを感じさせる花です。
伝え聞くところによると、釈迦がインドのクシナガラで入滅すると近くにあった沙羅樹が一斉に花を咲かせ、たちまちに枯れてしまい辺り一面が真っ白になったと言われたおります。
沙羅双樹とも表されていますが、たまたま二本或いは四本の木があった事からそう言われているようです。
お経の中あった沙羅樹の代用として日本各地の寺院が「なつつばき」を植えられたので沙羅樹と呼ばれるようになったと言われています。 八大