可哀そうな皇帝ダリア

古利根の皇帝ダリア
  昨日久し振りに古利根川の散歩に出かけたところ皇帝ダリアが皇帝らしくない寂しい姿で咲いていました。その姿は痛々しいもので、歩道の手すりに紐で縛られており皇帝とは名ばかりそれはそれは悲しい姿を見せていました。じっと見つめる私は胸が痛くなり涙さえも滲んできました。こんな年もあるんだ・・・来年また頑張ろうと声をかけてきました。
 私もここ6~7年程前から毎年皇帝ダリアを育てていますが、その居丈だかに立っている姿は皇帝の名に恥じない堂々とした姿は頼もしい限りでした。今年も二株が春先から順調に背丈を伸ばしお盆過ぎのころには隣のお宅の二階の窓下ぐらいに育っておりました。
ところが今年は9月、10月の異常気象の長雨と台風・大風によって3度の損傷に遭遇しま
した1,2度目は倒れ掛かって枝が何本か折れましたが、3回目は根こそぎ倒れてしまい
直径8㎝位に育った幹の中ほどで折れてしまいました。
 それでも翌日に気づければ良かったけれど、あいにくと旅に出ており救急手当てが出来なかったので枝は可哀そうにバラバラ、根は天井を向いて乾燥してる・・・やむなく私が介錯人となったため、今の時期例年のような威厳のある皇帝ダリアを見上げることができず残念であります。
昨年の我が家の皇帝ダリア

 育成のための一言
皇帝ダリアはメキシコから中米に分布しており、茎が木質化して太くなり背丈が7~8ⅿぐらいになります。日が短くならないと花芽ができないので開花の時期が遅く11月の下旬頃から咲きます。また近くに街灯や電灯があると日が長いと勘違いして花芽をつけないことがあるので育てるには注意が必要です。      平成27年12月   八大


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