新国立競技場 レガシーの裏に見えないものあり
新しくできた国立競技場の周りをうろついてきました。改めて見ると大きいですね6万人が収容できると云うが欲を言うともう少し競技場周囲に余裕が取れなかったのかなと私は思った。当日はラグビーの試合があったので新設なった会場を一目見ようと、お客さんの姿で大変な賑わいを見せていた。
先日テレビのニュースで東京オリンピックの開催が200日を切ったと報道されていたので国民の目からもその注目度の高さが伺えるようだった。中でもチケットの予約に対する人気状況の一位はサッカーでその後は、開会式、体操競技、陸上競技、野球、水泳の順に続くらしい。そんな中でマラソンの会場が急遽北海道に行ってしまったのには、賛否両論があるとはいえ小池知事の言動にも注目が集まってもいた。
ここでオリンピックに水を差すつもりはないが掛かる費用について一言苦言を表したい。先月の暮れに大会組織委員会からの開催経費の総額が発表されました。「一兆3900億円」が事実上の上限となっていたその額は何と「3兆円超」となり余りにも大きな開きがあったことにびっくり仰天しました。一瞬耳を疑った人が多いと思います。
親方日の丸でこの際イケイケドンドンで後は知らないと云うことにならないことを危惧するのは私の老化現象なのでしょうか。
組織委員会の話や新聞等の話を聞くと、オリンピックのレガシー(遺産)の確保であると言うが、オリンピックのレガシーとは何ぞやと・・・?
オリンピックは、単に競技大会を開催し成功することだけが目的ではなく、開催によって、次世代に何を残すか、何が残せるのか、という理念と戦略が求められる事は充分に分かりますが・・・。
けれども当初予算を2倍以上も膨らんでしまうということについての説明は年末のどさくさに紛れ込ませてその声は途中で霞んでしまっている。政府は常にプライマリーバランスが大切だ、国債の赤字は1200兆円を超えている現状については何の手も打つことが出来ない事はあまりにも無責任ではないかと思いますが皆さんは如何思いますか。2012年に開催されたロンドンオリンピックの事例に見習うべきではないかと思う。
令和二年 睦月 八 大
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