木枯らし
秩父での木枯らし |
気象庁では東京においての木枯らしの条件として「10月半ばから11月末までに限る」「気圧配置が西高東低の冬型で季節風が吹くこと」「東京における西北西~北の風である」「東京における最大風速がおおむね8ⅿ/s以上であること」です。それより遅れて師走のころに吹く北風は単に北風と云うそうです。
春日部の木枯らし |
木枯らしは年中行事のように廻って来ますがそのメカニズムが面白いですね。それはユーラシア大陸から日本に向かって吹いて来る冬の季節風が日本海を渡る時に水分を含む、そして一般に日本列島の中央部には連山があるために日本海側ではこの風が時雨となって雨や雪を降らせたことで水分を失う。その結果、山を越えた太平洋側では乾燥した空気となりこれが吹き抜けることによって乾いた木枯らしとなるという。
令和3年 師走 八 大
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