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<山本や> |
春の花の四番バッターは何と云っても
「桜」です。日本人の心に宿している桜の花がやっと開きました。此のところ新型コロナ問題や急遽出てきたウクライナ問題等が世の中を陰湿ムードに押されていますが、待望の桜の開花で明るさが出て来ました。毎年待ちに待った桜の開花です、気象庁の職員が誇らしげに開花宣言をする姿を新聞やテレビもこぞって取り上げるのも桜以外では考えられません。
東京隅田川に架かる言問橋・櫻橋の傍に長命寺桜餅の<山本や>があります。随分昔の話になってしまいますが何とも言えない桜葉の香りが忘れられません。辛党だったのに甘党でも行けるんですかと云われても・・・何でそんなことを言いなさるのか?物によっては両党づかいと云う事もあります。何とも贅沢に桜の葉を三枚も使った桜餅です薄皮に、こし餡と塩味のある葉が合わさり何とも上品で美味しい。
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長命寺の桜餅 |
当時の親父さんの講釈を聞いた事がありましたが、長々と蘊蓄を聴かされました。葉っぱと云うけれどこれは大島桜の葉で伊豆大島をはじめとする伊豆諸島や房総半島などで自生するものを採取し塩漬けにしたた物で、大きくて柔らかいのが特徴だそうです。今でもその光景は頭に残っております。花は染井吉野よりも白くて大きく可憐な姿と香りの良さから「純潔」・「優れた美人」という花言葉があります。海沿いが自生地なので潮風に強く丈夫な品種なので街路樹や公園樹にも用いられることも多い。桜餅の由来 江戸時代、長命寺の門番だった新六と云う人が隅田川沿いの桜から落ちる葉を惜しんで、何かに活用できない物かと考えていました。そこで葉っぱを塩漬けお餅を包んで売ったところ、それが人気を得て「桜餅」の発症になったそうですよ。
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関西の道明寺 |
関西に多い道明寺の桜餅 元々は保存食。 関西の桜餅は道明寺粉(大阪にある真言宗の尼寺道明寺で作られていた保存食が元になっている)で作られているものが多いそうでもち米を一度蒸した後で乾燥させて2つ~3つ割りにしたもので、これを色付けしたもので餡を包んで作るためお米の食感が残りつぶつぶとした皮が特徴です。どちらが美味しいかは食べてみることですネ。 令和4年 弥生 八 大
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