牡丹餅(ぼたもち) |
この風習はインドや中国には存在せず、日本独自の習俗が仏教と結び付いて生まれた考えられています。一説には聖徳太子の頃に始まり、平安時代から江戸時代にかけて習慣化、年中行事化したといわれていますが、起源については定かではありません。
また、彼岸会の期間中に行う「六波羅蜜行」(6つの実践修行)という仏教の修業のことであります。経典ですので言葉が難しそうで、入って行けそうに思えませんが内容は基本的な修行を分かりやすく説明してあります。仏教の基本を示しておりますので下段に示します。
「布施」 人の為に見返りを求めず良いことをしたり施しをする 「持戒」 自ら戒めながら規律を守り規則正しい生活を送る 「忍辱」 如何なる屈辱を耐え忍び寛容な心を持つ 「精進」 怠けの心に打ち勝ち目標に向かって前進する 「禅譲」 心の乱れと動揺を鎮め、静かな心で審理を思惟する 「知恵」 正しい行をする為に仏の正しい知識を身に付ける
6つの修行からなる行の事です。彼岸会の期間中、中日はご先祖様に感謝し、残りの6日間はそれらの修行を一日一つを行う事で、仏の悟りの境地である彼岸に近づくことが出来るとされています。
西国三十三所第17番札所に六波羅蜜寺という真言宗のお寺がありますが、空也上人のお寺があります。そうです口から6体の阿弥陀像が空也上人の小像が吐き出されています。その阿弥陀仏は「南無阿弥陀仏」の6字を象徴し念仏を唱えるさまを視覚的に表現しております。 6体の小像は針金で繋がっています。
令和4年 弥生 八 大
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