ブロッコリーの話

青虫に食わられたブロッコリー

 我が家はこの時期ブロッコリーを狙うアオムシの駆除から始まります。5株しかないブロッコリーですが朝起きていきなり葉っぱに近づくと毎日食べられていて、その穴は数えきれないくらいです。丁寧に割り箸を使って一つ一つ駆除していきますが毎朝その数は40匹をこえます。アオムシブロッコリーをはじめキャベツ、小松菜、カブなどアブラナ科の野菜の大敵です。犯人は モンシロチョウの幼虫で卵は葉の裏に点在して産み付けられるようで、葉の裏から穴をあけて食べられるようです。このまま育つかどうかこの先が心配です。

ロッコリーはビタミンやミネラルが豊富に含まれているのに低カロリーで特にカリウムや鉄分・ビタミンCが多く含まれており筋力を付けるためには最高の食材と云われております。ボディビル大会に出るようなマッチョから、ほどよく筋肉がついた細マッチョ、最近ではメリハリのついたボディラインを維持する筋トレ女子までが食されているそうです。

ブロッコリーの歴史は古く原産地はヨーロッパの地中海沿岸だと言われていて、ローマ帝国時代にイタリアを中心に栽培されていたそうです。中世にかけてヨーロッパ全体に広がり、移民などをきっかけに19世紀の後半にアメリカへと広がっていきました。日本での普及し始めたのは明治の始め頃に伝わったそうで、つい最近の野菜であるとも云えますね。もともと野生のキャベツを品種改良して生まれたものらしく、これをさらに改良して出来たものがカリフラワーだそうです。

料理の先生に聞くと、 ふだん食べているのは花蕾といわれる部分ですが、茎もやわらかく栄養もたっぷりです捨てるところはないと。お湯で茹でるより、電子レンジで調理する方が栄養素がたっぷり摂れるのでおすすめだそうですが、茹でる場合に比べると、水に流れ出やすいカリウムやビタミンCなどの栄養素の損失を防げます。含まれる栄養素の多さからブロッコリーは「野菜の王様」と呼ばれているそうです。


 令和4年 水無月          八 大










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