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茗荷 |
梅雨のこの時期、青々とした茗荷の茎が伸びてその根元にふっくらとした茗荷が芽を出し私を迎えてくれました。そろそろ私の出番です・・と云いながら可愛らしい
新芽をトンガラセテお目見えです。茄と胡瓜と茗荷の浅漬けは最近では年齢のせいもあり、食が細くなったにもかかわらず茗荷の歯触りと食感は別腹でありついつい食が進んでしまいますね。
茗荷は収穫時により「夏みょうが」や「秋みょうが」などと云われていましたが現在では栽培方法の改良によって通年で出回っていますね。そうめんや冷奴、蕎麦などの薬味としても利用されており、昔も今も夏バテ対策にはもってこいのアイテムです。
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収穫された茗荷 |
茗荷にはビタミンCやカリウム、食物繊維などが多く含まれているそうです。また
熱を冷ます解毒作用があるなどの効果があり夏の食卓には欠かせない存在です。かつては「物忘れがひどくなる」という俗説もありましたが、むしろその香味で集中力が増す働きがあるそうで根拠のない言いがかりだったようです。
話は変わりますが、東京都文京区の小石川には「茗荷谷」という地名が残っております。これは江戸時代に牛込早稲田あたりから小石川にかけてミョウガの栽培が盛んだったらしく、その谷間(畑)を見下ろしたことに由来したと云われています。
令和4年 水無月 八 大
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