シロツメクサ(白詰草)
近くの公園で芝生に腰を下ろすと、なんと目の前に四つ葉のクローバーがあったのだ! ラッキー!
日本名では聞きなれない名前ですがシロツメクサ(白詰草)と云われます。何でそんな名前が付くの? 公園や牧場に沢山見かけるのに・・・ネ。
江戸時代後半は鎖国の世でありましたが、長崎の出島を通してオランダから献上されたガラス製品の包装にクローバーを乾燥させて緩衝材として詰められて来たことに由来するとのことだそうです・・・・・ へ~ですよね。
四つ葉のクローバーを見つけると幸せが訪れると言われていますが花言葉で云うと我が国では「希望・信仰・愛情と幸福」を表すと言われますが、一方欧州や米国では、「名声・富・満ち足りた愛・健康」と四枚が揃うことで「真実の愛」を表し幸運をもたらすとも言われています。
自然界では一万分の一とも十万分の一の確立と云われていますが、五葉、六葉、七葉、八葉も稀に確認されているそうです。信じられないことに日本で五十六葉も見つかったとの事ギネスものであり、その確率は天文学的な数字になりますよね。
早速、幸せを運んでくれるという十万分の一のシロツメグサを押し花にし密かに手帳に忍ばせ、薄くなった白頭を搔きながらも次なる目標に挑もうとしております。
八大
レバノン杉
先日小石川植物園を散策しました。園の中ほどにヒマラヤ杉の大木があり見るからに堂々として威圧感がありました。足元を見ると鳥のいたずらかも知れませんが、青々とした2cm程のどんぐりのようなものが落ちていました。帰宅して調べると雄花であることがわかりました。
日本ではヒマラヤ杉と呼ばれておりますが中東の地、チグリスユーフラテス河の上流に栄えたメソポタミヤ地方ではレバノン杉と呼ばれています。
紀元前2500年頃古代エジプト・古王国時代、ファラオであったクフ王のピラミット近くで「太陽の船」と呼ばれる40Mを超える大型木造船が1954年に発見されているが、材料はレバノン杉が使われていました。その30年後吉村作治先生達が電磁波レーダーを使って第二の船も発見されております。
現在では長い間の乱獲のためその数は激減しており、この地域のレバノン杉は保護対象となっているそうです。
又この大木の杉はレバノンの国旗に描かれていて国民の宝となっています。
長い歴史の中で遠く離れた大地に同じ空気がどこまでも繋がっていることを思うと、この小さな雄花を身近なものとして愛おしく感じらます。
八大
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