GAFA それって何?
Google、Apple、Facebook、Amazon このIT系超巨大企業4社の頭文字を取ったもので、言われ始めたのは最近ではないのですが、メディアに取り上げられ目につくようになってきましたね。
スマートフォンやパソコンを使っていると、本人は意識しなくとも検索や買い物の履歴などの膨大な個人データが企業に蓄積され、事業に活用されます。その個人データを圧倒的な規模で集めている勝ち組企業4社を総称してGAFAと言っています。
米国でもそして日本でも、GAFAに代表されるアメリカの大手IT企業が、データ市場を“支配”している現状を問題視するようになってきた。例えば、ネットの検索や閲覧の履歴は「グーグル」、携帯電話は「アップル」、SNSは「フェイスブック」、買い物の検索や履歴はで「アマゾン」が身近に入り込んできいます。私たちの暮らしはこの4社に取り囲まれて、情報が筒抜けになって来ていると云われています。
これらのサービスは「便利」ですが、大量の個人データに囲い込まれていることに気がついた時、あらゆる情報が吸い上げられてしまうから早くにGAFAの牙城に風穴を開けなければならない。正常な競争が成り立たなくなるという危機感も芽生えているようで4社による寡占状態を何とかせよと米国のメディアからも声が上がっています。
企業が個人データを収集すると「情報漏洩」や「情報悪用」をされることのリスクが付いて回り曳いては信頼感を失うことに繋がります。日本でも欧米でも個人データを有効活用しようという取り組みは更に進んでいくと思われますが、私の中では益々わからない世界に入り込んでいくようで不安にもなります。
現在の私たちはIT革命の緒についたばかりこれからも世の中は飛躍的に進歩拡大を続けて行くことでしょうが、あまりにも大きな変化が起こっていることに戸惑いを感じています。不安に思う反面どうにでもなれ、心配するより尻尾につかまって振り落とされないようにする事の方が重要かなとも思います。
最近、ふと思うのは、誰も「携帯電話」を持っていなかった頃は電話で約束をしてから待ち合わせをして面談をしたわけでそれが普通でしたが不便は全く感じませんでした。人と人の関わり合いにもっと“ぬくもり”があったような気がします。一度携帯電話を忘れた時の不安感は何とも言い難いものがあって、いかに自分が携帯電話に依存しているのかが良くわかります。
昔はどうしていたんだろう、と思いますが一日一日の流れが段々と早くなっていることにこの頃特に不安が増してくるのを覚えます。傘を忘れても携帯を忘れないことの方が気になっていることは何なんでしょうか。一日ぐらいその不便さを楽しめる自分になりたいと思う時もありませんか?
平成31年2月 八 大