「桃 旬」の画像検索結果 白桃は7月下旬から8月にかけて美味しい季節になっています。白桃はその名の通り白い桃であり、岡山県の発祥の地である。日本独自の桃と云われており今が一番の食べ頃で美味しいですね。桃は雨によって実が大きくなる代わりに甘みがが拡散してしまうことなので長雨の後では味が落ちてしまうという微妙な果物です。

 神話の時代イザナミノミコトが黄泉の国の黄泉比良坂で悪鬼たちの襲撃にあったときに、3個の桃を投げて難を逃れたという話があります。
 桃は中国が原産の地ですが不老長寿の象徴であり不老不死の世界は桃源郷と云われていいますが「世俗を離れた別世界」のことを指す言葉で、煩わしいことのない楽園とも云います。普段日常を過ごしている世界から離れた理想的な世界です。

中国南北朝時代の文学者であった、陶淵明は目的をもって追求したのでは到達できない場所とであるとし、日常生活を尊重し同時に書物を通じて神話世界を飛翔し神仙の境地に至っていたと云われています。
 その一説に 

    初夏になって草木が伸び            我が家の周りには樹木が茂る 
    鳥たちは巣作り喜びに励み            私も自分の家が気に入っている 
    野良仕事に精を出し                        家に帰ると読書を楽しむ 
    狭い道には車も入って来れぬから          煩わしい付き合いをしなくても済む 
    近隣の人たちと歓談しては酒を酌み交わし  肴に庭の野草を食う 
    小雨が東の方から降ってくると                   それに添えられた絵に目をやる 
    寝ながらにして宇宙のことがわかるのだから    こんなに楽しいことはない

    令和元年         八 月               八 大

 「孤独という道づれ」

 6月の末、全く偶然に駅前の改札口でY・Sさんに出会った。「久しぶりだね」と挨拶をするとラムズイヤーはこの近くにありますか・・?と問われる。ブログに書いてあったハーブの小道はこの近くですかと聞き返されるが、そんなに大業なもんじゃないけれど案内してあげますよと歩き出すと間もなく目的地に。

わずかな空き地であるが私にとっては植物園でもあり、夢のパラダイス。
ああこれですか本当にウサギさんの耳と云ってましたが形と云い肌触りといい何とも言えませんね。他にもラベンダーをはじめ小さな名札が付けてあるのでよく分かります。
ヤマヤでお茶したがその時は多弁で元気で生き生きしていた。

後日一冊の本を受け取りました。それは返さなくても良いですからと、岸恵子さんの最近出版していたエッセー集「孤独という道づれ」を・・戴きました。
「孤独という道ずれは。馴染んでみればファンタスティック!私は少しばかりずる賢く要領よく、この道ずれを抱き込んで、かなり気ままな一人旅」と書き込まれていた。
この内容とは少しばかりずれているように思いますが、ここにきて孤独ということが最近特に問題視されているようで、それを道連れにできれば気が楽になりそうですね。

彼女は以前から古利根川の遊歩道を好んで散歩をしたらしく、たまに来るスマホには藤塚橋から公園橋間の季節の様子が記されていました。
体調がすぐれないことは以前から聞いておりましたが、こんなに早く逝かれるとは思いもしませんでした。まだまだブログでのやり取りをしたかったのに残念でなりません。
仲間の皆さんももう少し先を目指し頑張りましょう。


 令和元年     八月          八 大