今、国営ひたち海浜公園に真紅に紅葉した
コキアが見ごろとなりましたネ。コキアは、ユーラシア大陸に広く分布する植物です。日本へはアジアから中国経由で渡来し1,000年以上前から栽培されていたという記録が残っているそうです。江戸時代にはホウキの材料として広く栽培されおり、
和名の箒草はホウキとして利用していたことに由来しているそうです。
写真にあるような紅色は圧巻と云う言葉がありますがその言葉が当てはまりますね。夏を過ぎた頃からふっくらと緑色から鮮やかな紅色に変化し公園の見晴らしの丘を染め上げております。その丘を登るとその向こうには太平洋が大きく広がり表示の看板に目をやるとその先にはアラスカやロスアンゼルスにに繋がるという。海のないところに育った自分でしたので大海原は何となく憧れのイメージがあります。
子供の頃玄関の片隅を柄の短くなった箒を持って毎朝のように掃除担当だった私がさせられたことが思い起こされます。確かホウキ草と呼ばれていましたが茎の部分を乾燥させ水糸かなんかで縛ってあっただけの単純なものでしたが使い勝手の良いものでした。
また、乾燥させた小さなつぶつぶの実はより分けて良く洗ってから煮つけにしたり、大根おろしと混ぜて食べていましたが、プチュプチュして歯触り良かったのを覚えています。中国より伝わったころには食用として渡来したもので、その頃から「とんぶり」と呼ばれており私たちの育ったころは畑のキャビアと呼ばれていましたね。
令和3年 長月 八 大
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