我が家の小さな庭にも10年ぐらい前から
クリスマス・ローズが咲きます。何ともおしとやかな姿で草藪の中に、下を向いて咲くので咲いているのが分からない時もあります。
植物学的には、下向きで咲く花を好むハナバチ類の訪花を誘引していると考えられているそうです。ハナバチ類は行動範囲が広く一つの花での採蜜時間が短く効率よく多くの花を訪れて受粉をします。植物にとってはありがたい存在で、このため、花首を長くし下を向くように進化したと思われます。下向きの花をどうしても上向きにしたい方は、
「 聖なる花」クリスマスローズは、冬の花が少ない時期に花を咲かせる常緑の植物でクレマチス、アネモネなどと同じキンポウゲ科の植物です。
日本ではクリスマスローズと呼びますが、本来のクリスマスローズはクリスマスの頃に開花する
「ヘレボルス」を指す名前だそうです。 クリスマスローズにはグリーンの葉を低く繁らせた中から茎を長く伸ばす有茎種と、茎の低い無茎種があります。
へレポルスは古い時代からヨーロッパで薬効のある植物として知られていました。こういった効能から花言葉は中世ヨーロッパに騎士たちが戦場に向かうときに、自分を忘れないでほしいという思いを込めて「慰め」「中傷」「私を忘れないで」「私の不安を和らげて」などを恋人に贈ったといわれています。
令和二年 師走 八 大
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