サラサモクレン(更紗木蓮)

更紗木蓮
春の花木と云えば、桜や梅を思い浮かべる人が多いとは思いますが、この時期に優雅な姿を見せてくれるのが 木蓮(モクレン)です。またまた古利根川沿いの片隅に見つけましたこれは大ぶりの更紗木蓮のようです。昔は木蘭(モクラン)と呼ばれていたそうですが、花の形が蘭に似ていたということに由来して名付けられたようですが今では蓮の花に似ていることから木蓮(モクレン)の方に定着しているようです。

この花は花の内側と外側の色が異なっています、内側は白い色をしていますが外側は薄いピンク色をしています。花の花びらは6枚あり花が咲き始めると葉が出て来て花を隠してしまうほどの大きさになります。木の高さが5m位にもなるので威厳があり丈夫で長持ちで立派です、また花は暑さ寒さににめっぽう強いそうです。

原産地は中国の雲南省や四川省の方ですが、庭木・公園樹として北米やヨーロッパ諸国でも広く栽培されておりますが、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では国花として指定されております。また木蓮の花の蕾がなぜか必ず北を向くことから「コンパスプラント(方向指標植物)」とも呼ばれており、辛夷(コブシ)やネコヤナギもその仲間だそうです。春先の温かい日差しを受けて、蕾の南側が早く成長して膨れるために北を向いて来るそうです。

花言葉は「自然への愛・持続性」とありますが何かピンときませんですが実は驚きがあります。このモクレンは地球上で最古の花木と云われているのです。恐竜が生きていたとされる1億年前にも同じ姿で存在していたことが分かる化石が発見されているそうです。その姿を見て丈夫で長持ちするようには見えましたが、そこまで強い生命力が脈々と続いていたなんて想像は出来ませんでしたね。

令和3年 弥生          八 大











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