花水木

 今、駅前の街路樹にハナミズキがきれいの咲き始めています。北アメリカ原産の花でミズキの仲間、花をつけるのでこの名前が付きました。秋には赤い実を付けその後に紅葉が見られることはご存知の通りです。

1915年(大正4年)に東京市長だった尾崎行雄がアメリカ、ワシントン市へ我が国のさくら(染井吉野)を送った返礼としてアメリカ合衆国から贈られたものです。別名を「アメリカ山法師」と云われていますが、アメリカから渡来した時に日本の山法師に似ていたのでその名前が付いたと云われています。

それから後、日比谷公園や小石川植物園などに植えられましたが、あの戦争の際にほとんどが伐採されてしまいました。平成24年にワシントンの櫻寄贈100周年記念としてハナミズキが送られたことで今日では日本各地に植えられ日本の春を飾る花としてどこでも見られるようになっております。一青窈さんのシングル盤でも一時流れておりましたね。

こんな話もありますね。 イエス・キリストが架かった十字架にはハナミズキの木が使われており、そのため以前は大きかったこの木は小さくなり花は4弁で十字架の似ていて花弁にくぎを刺された傷跡があると云う伝説があると云われていました
。この伝説の出どころはアメリカ合衆国からと推察されますが、20世紀より前にはない伝説で勿論キリスト教の聖書にもはありません。

 令和3年  卯月        八 大



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