半夏生(はんげしょう)

疲労回復に 
半夏生(ハンゲショウ)は、初夏に葉の一部が白く変化するドクダミ科の植物です。梅雨の時期に水辺や湿った土地に群生し6月下旬頃になると、花に近い上部の葉の部分が半分ほど白く変化します。これは花びらではなく葉、そのものの色が変わる現象です。半夏生の花は小さく目立たないため、葉を白くすることで虫たちの注意を惹きつけ、受粉を手伝ってもらうという植物の賢い戦略だとか?

夏至から11日目頃のことを言い、今の暦では大体7月2日前後が半夏生となりま

す。なんと半夏生の間は天から毒が降るとされていたそうで、昔はこの期間ま

でに田植えを終わらせておく必要があったそうです。半夏生は農家にとって大

切な節目の日とされていていたそうです。


半夏生までに 田植え完了を
また半夏生にタコを食べるという風習はあるものの、「半夏生って何?」「そもそもなんて読むの?」と思われる方も少なくはないかもしれません。半夏生は季節の移り変わりを表す雑節のひとつです。夏至から11日目頃のことを言い、なんと半夏生の間は天から毒が降るとされていたそうで、昔はこの期間までに田植えを終わらせておく必要があったと云います。半夏生は農家にとって大切な節目の日とされていたんですね。


半夏生が農作業にとって大切な日という事は分かりましたが、どうしてタコを食べるのでしょうか? 農作業とタコ、全く関係がないように思いますが? ではタコの足を想像してみてください。タコの足は8本あって吸盤がたくさんついている。そのため田植え後の稲がしっかり根付いて離れないようにという願いを込めて、この季節の旬であるタコを食べたと? 確かにタコの足のような根っこならしっかりと根付いて強い稲が育ちそうな気がっしますね。


また、食べる物は違っても半夏生に関する風習は今でも各地に残っているようで、タコではなく、サバうどん芋汁などを食べる地域もあるそうです。最近はタコの値段が高くなった(何で❓)ようですが栄養豊富な食材で疲労回復などの効果もあると云います。これからやって来る夏本番タコをお忘れなく!


 文 月          八 大








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