ネモヒラ 国営ひたち海浜公園


 今年もこの時期にネモヒラの丘が見られるということで、早めに行ったつもりでしたが9時には駐車場は超満車状態、手ごろな家族散策の場所として人気があるのですね。
 ネモフィラは、カナダからアメリカ、メキシコの西部にかけて分布しているそうでルリカラクサ(瑠璃唐草)とも呼ばれている。花径2㎝くらいで、よく見ると白に空色の深い覆輪で、花弁は5裂して中心部に黒い点が5つある。ここでは丘一面に咲いているが自然の中では茎が横に広がり、茂みの中の明るい日だまりに自生しているそうです。
 近くの土手や畑の畦道などに見られる雑草でオオイヌノフグリが良く見かけられますが形は7~8㎜ぐらいで色も形も似ているが花弁は4枚であります。これは帰化植物で日本在来種のイヌフグリ(3~5㎜の薄いピンクの草花)に似てそれより大きいために付けられたと云います。フグリとは陰嚢のことで、イヌノフグリの果実の形が雄犬の陰嚢に似ていることから植物学者の牧野富太郎博士がこの名前を付けたと云われています。実際のオオイヌノフグリの果実はハート型で、犬のフグリに似てはいないようです。
オオイヌノフグリ
先日イヌノフグリのことを調べたら日本在来種のイヌフグリは帰化植物のオオイヌノフグリに生育地を奪われて、この辺では見かけられなくなったそうです。
そう云えば子供の頃に在来種の日本タンポポが西洋タンポポという帰化植物によってその土地での生存競争に勝てなくてその数を減らしている事を調べたことがありました。
 私達純粋?の日本人もやがては他国人との混血によってその生息地を追いやられていってしまうのかも知れないことを思うとネテモヒラレない。
          平成29年5月  八大




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