最近多く聞かれるようになった言葉に「ソシエテ5・0」があります。
仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会を云うそうです。
これからの社会の変化について・・・聴きましたのでここに記します。
IoT、AI、ロボットを中心とした先端技術によって社会課題を解決していこうという、日本政府が提唱する科学技術政策の基本指針の一つですが、人類史上5番目の新しい社会(Society)と表現されているとおり、私たちの生活の姿、そして社会の在り方までをも変えうるイノベ-ションによって、今後の日本はもちろん、世界を大きく左右する可能性を秘めています。
IoTに五感、AIに頭の役割を担わせ、人間の仕事の一部をロボットに実行させる社会
- IoT等で集めた山のようなデータを、
- AIで処理、判断させ、
- ロボット(機械)等に実行させる、社会です。
これまでの人類の社会の変化を整理すると
情報革命は生産性革命にも大きく寄与しています。1994年から2014年の間の20年間のGDPの伸びは、「失われた20年」の中にいた日本を除く先進主要国では2~3倍、インドでは6倍、中国では18倍となっています。
このように、人が行っていた作業の機械化、自動化が進められることで、生産性が爆発的に向上します。この社会変革はここまで挙げた三つの革命に匹敵し、変革実現後の社会はこれまでの情報社会(Soceity 4.0)とは別物であるということから、変革実現後の社会のことを「Society 5.0(ソサエティ5.0)」と表現しています。
(1)生活の各場面で、AI、ロボットの恩恵を受けることが可能に
現在、AIやロボットを利用するサービスはまだわずかですが、Society 5.0実現後は、私たちの生活、産業の各分野で、どんどん増えていきます。
例えば健康・医療・介護分野では、AIによる遠隔医療、介護ロボット等が活用されます。
金融分野では、Fintechの発展とともに、AI判断を根拠とする投資が行われます。農林産業分野ではデータ分析に基づいた安定生産が計画され、作業は無人農機、ドローンにより自動化されます。そして移動分野では、まず公共交通機関等の車両の自動化が先行して進み、宅配もドローンにより自動化される見込みです。
例えば健康・医療・介護分野では、AIによる遠隔医療、介護ロボット等が活用されます。
金融分野では、Fintechの発展とともに、AI判断を根拠とする投資が行われます。農林産業分野ではデータ分析に基づいた安定生産が計画され、作業は無人農機、ドローンにより自動化されます。そして移動分野では、まず公共交通機関等の車両の自動化が先行して進み、宅配もドローンにより自動化される見込みです。
(2) 2020年ごろには、一部のサービスが実現
政府のロードマップでは2020~25年ごろと見込まれていますが、政府広報では「すぐそこの未来」と表現されています。政府は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが一つの目標タイミングとして重要であるとしているのです。
例えば自動車分野では、高速道路(新東名)でのトラックの後続無人隊列走行、地域では無人自動走行による移動サービス(小型カート等による移動で、ルートは限定)の実現が目標とされている。
例えば自動車分野では、高速道路(新東名)でのトラックの後続無人隊列走行、地域では無人自動走行による移動サービス(小型カート等による移動で、ルートは限定)の実現が目標とされている。
5.0”の意味とは
これまでの人類の歴史では、科学技術のイノベーションが人間の生産活動を根本的に変え、その結果、社会構造までが大きく変化してきました。人類史の最初の社会である狩猟社会を一つ目の社会とすると、現在はSociety 4.0(情報社会)にあたりますが、IoT・AI・ロボット等が活躍する社会は、Society 4.0に続く人類史上五つ目の社会となることから、Society 5.0と命名されているのです。
iot とは「internet of things]の頭文字をとった略語で、読み方は「アイオーティー」となります。直訳すると「モノのインターネット」、つまり、インターネットによる情報伝達機能を「モノ」に対して組み込むことで、モノとモノ、モノとヒト、最近ではモノとコトも、インターネットでつなぐ仕組みを表せるそうです。
iot とは「internet of things]の頭文字をとった略語で、読み方は「アイオーティー」となります。直訳すると「モノのインターネット」、つまり、インターネットによる情報伝達機能を「モノ」に対して組み込むことで、モノとモノ、モノとヒト、最近ではモノとコトも、インターネットでつなぐ仕組みを表せるそうです。
IT は「Information Technology」の略であり、情報技術という意味を持ちます。インターネットなどの通信とコンピューターを駆使する情報技術をIT技術と呼んだのです。
平成30年10月 八 大