東寺展(教王護国寺)
今上野の東京国立博物館で開催されている空海ゆかりの国宝展は重みのある展示で見ごたえがあります。東寺は平安京鎮護のために官寺として建立が始められが後に、嵯峨天皇から弘法大師空海に下賜され、真言密教の根本道場として栄えた。中世以降の東寺は弘法大師に対する信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として庶民の信仰を集めるようになりました。
21世紀の今日も京都の代表的な名所として存続している。現在は国の史跡に指定されておりましたが、平成6年には世界遺産に登録されております。
その昔に東寺があるなら西寺があるだろうと地図を見ながら探したことがありましたがその遺構は小学校の敷地でありましたが建造物は何もありませんでしたよ。
8世紀の末頃平安京の正門にあたる羅城門(らじょうもん)の東西に「東寺」と「西寺」という2つの寺院の建立が計画されており、これら2つの寺院は、それぞれ平安京の左京と右京を守る王城鎮護の寺、さらには東国と西国とを守る国家鎮護の寺という意味合いを持った官立寺院であったそうで東寺は「空海」、西寺は「守敏」に下賜されたとあります。
空海のもたらした密教美術品は極めて高い質を誇りその多彩さや豊かさは我が国の仏教美術の中d背も群を抜いております。空海が作り上げた曼陀羅の世界を講堂安置の21体の立体曼陀羅がありますが今回は国宝と重文合わせて15体がされており、見る人を驚嘆させます。
仏像なんてあまり興味はないよと思う人も京都までいかないで上野で見られますので是非ともこの際覗いてみては如何ですか。
平成31年4月 八 大
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