アスパラガス

ホワイトアスパラ
 啓蟄の頃になると太陽も力強くなってきて野菜たちの成長もいよいよ出番が来たと準備を始めています。大地からすっくと立ちアスパラガスも、この時期は春芽と呼ばれ是非とも食べたいものの一つです。国産のアスパラガスは2月ごろから九州で収穫が始まり徐々に栃木・福島へ北上し6月には北海道産の出荷になってきます。

アスパラガスは、南ヨーロッパからウクライナ地方が原産地とされています。古代ギリシャ時代から栽培され、ヨー             ロッパに広がりました。日本には江戸時代にオランダ人に             よって主に葉を楽しむ鑑賞用として伝えられました。食用             としては大正時代に北海道で栽培が始まりました。

グリーンアスパラ

アスパラガスは、タマネギやネギ、ニンニク、ニラと同じユリ科の多年草で、古代ギリシャ・ローマ時代ではすでに栽培されており特別な食材として扱われていたそうです。中世では痛風に効く薬草として重宝されていたようです。アスパラガスは寒暖差が大きい気候が美味しく、北海道での生産が特に盛んで道央の上川地方が主産地となっており、名寄市、美瑛町、富良野市などで多く収穫されています。

当初は欧米への輸出用缶詰に使うホワイトアスパラガスが始まり            であったが、その後は国内でも消費されるようになり、昭和の中            頃以降はグリーンアスパラガスが主流となった
製品として出荷
現在では生のホワイトアスパラガスや調理しやすいミニアスパラガスなどが店頭に並んでいる。

栽培法の違いで、土寄せして軟白栽培した白いものをホワイトアスパラガス(白アスパラ)といい、それに対して土寄せせずに日光に当てて普通に育てた緑色のものはグリーンアスパラガスという。グリーンアスパラガスを早どりして市場に出回るものは、全体に細くて長さも短いのでミニアスパラガスとよばれている


 啓 蟄             八 大




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