安岡正篤先生 

安岡正篤先生
安岡正篤(やすおかまさひろ)先生とは  1898年(明治31年)に生まれ易学者、哲学者、思想家として 日本主義の立場から保守派の長老として戦前戦後に亘って活躍した。昭和の時代最大の黒幕と云われた人です。

多くの政治家や財界人から「心の師」と仰がれた人物であり、吉田茂、池田勇人、福田赳夫をはじめとする8人の宰相の指南役を務め当然、施政方針演説の制作にも関わって相談を受けることも度々ありました。     また政・財・官の指導者教育にも力を注いだ先生であり、「平成」の元号の発案者であるとされています。

安岡先生がよく語られた言葉に「知識・見識・胆識」があります。

 知識とは 教室で勉強する学問的知識もあれば学校で講義を聞いて、或いは参考書を読んで得られますがもっと根本的なもの、権威のあるものが加わらないと役に立たないと思う。一つの問題についてもいろいろと回答をすることだ。会社で必要となる実践的知識と教養や文化などの知識などがありますが、知識は、この次の見識を鍛えるにあたり、欠かせないものです。その中から大切なことを見分けることが出来る(見識)、実行する(胆識)、のために必要な手順を把握したり、リスクを回避したりできるわけです。

見識とは、事に当たっては「この問題はこう処置しよう」あるいは「かくあらねばならない」と判断するのは人格、体験があると思います。知識と見識を兼ね備えた人は物事を幅広く見る事ができ、多様な角度から問題を考えることが出来るとされます。見識の「見」という字は、「人」という字と「目」という字が重なっており目立つ物が目に留まるという意味もあるとされています。知識と見識を兼ね備えた人は、物事を幅広く見ることができ、多様な角度から問題を考える事が出来るとされます。

胆識には 現実の困難に直面した時に、それを乗り越え最後までやり切れる努力を怠らない事などが含まれると思います。こういった力は何よりも責任感が伴った経験も必要だと考えます。決断力や実行力を持った「見識」とも云えると思います。肝っ玉を伴った実践的判断力とでも言うべきものであると考えます。(致知出版社からの参考)

 皐 月           八 大




































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