不如帰 (ホトトギス)

不如帰は夏鳥でオスは南の国から繁殖地に向かう途中からさえずりだすことが知られる渡り鳥です。 都市部や住宅地でも声が聞かれるのは5~6月中旬ごろまでに限られ夜に鳴くことが多いのでよく響く声でも気づかれないことが多いようです。

ホトトギスは、春のウグイスとならんで、季節の初音として人びとにその鳴き声を待たれました。 万葉集にも、この声は田植えをしろとうながすために鳴くのだ、とあります。 多くは5月ごろ渡来し、他の鳥の巣に卵をうみ、秋、南へ去っていきます。

方丈記にも登場し「夏はほととぎす」と道元禅師が詠んだように、多くの歌に詠まれています。あの独特の鳴き声「キョッ キッキョキョ」と聞こえたからと言う大きな鳴き声が「ホ、ト、ト、ギス」と聞こえたがらと云うのが名前の由来と云う説もあるそうです。

ホトトギス
「東京特許許可局」「テッペンカケタカ」と鳴き声を表す人もいますね。ホトトギスはカッコウの仲間ですから、鶯の巣などに托卵しますよね。自分の子を他人に育てさせるその習性も本当に面白いものですね。

不如帰、時鳥、杜鵑どれもホトトギスと読みます。夏鳥として知られるホトトギスには別の名が多いですが、他にも「卯月鳥」とも云われこの時期を代表する鳥であります。

「あの声で蜥蜴 を食らうか時鳥(ホトトギス)」と詠んだのは俳人の其角です。 実は「美しい声と姿から想像できないほどの肉食ぶりだそうです。


 卯 月           八 大







0 件のコメント:

コメントを投稿