清津峡の水鏡

トンネルからの眺め
「清津峡渓谷トンネル」は、黒部渓谷・大杉谷と共に日本三大峡谷の一つとして知られており渓谷の美しさを安全に楽しむために作られたトンネルです。1988年から雪崩やその後の落石事故が発生したため、遊歩道の通行が禁止されましたが地元や観光客の要望を受け、1996年に歩行者専用のトンネルが建設されました。

川を挟んで切り立つ巨大な岩壁は全国に誇るV字形の大峡谷をつくり、国の名勝・天然記念物にも指定されています。トンネルに入り少し進んでチケットを買い舗装された通路を何と片道で750㎡もありますが長いなあと思うだけで道幅も余裕あり安全な道路です。

柱状節理
進んでいくと3か所の休憩所がありそれぞれの奇岩と谷川の流れを楽しみながらしながら進み左に折れると景色は一変する。トンネルの下半分は水鏡となり水面に立ち入った人の動きとなり、顔を上げると遥か遠くに越後の山々が望めると云う。この嘗て味わったことのない異様と思える空間は何だろう暫く言葉を失う。

清津峡の特徴でもある柱状節理(ちゅうじょうせつり)について一言。柱状節理は、地表に出てきたマグマが冷却・固結する際に体積が収縮するためにできる割れ目のことです。冷却面に垂直に六角柱状ができます。峡谷の断崖に連続して発達する柱状飾理は、その長軸方向が南東方向に 40 度~ 60 度の角度で傾いています。

 神無月             八 大
















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