彼岸花(曼珠沙華) 救荒植物

秋の始まりを知らせるこの時季、今年も「彼岸花 」を見かけることが多くなりました。彼岸花は「曼珠沙華」とも呼ばれ突然に花を咲かせ、秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという、多年草としては特殊な性質を持っています。地下の球根に強い毒性を有しますが、その昔には「救荒作物(きゅうこうさくもつ)」として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べていたと聞きます。

祖母が生前に「昔から彼岸花には毒があるから触らないように・・」と云われて畑の側でも遠ざけて歩かされた記憶がありました。地下の球根にデンプンを豊富に含んでいるため、毒抜き(水に晒すなど)をすることで食料に出来る事から救荒作物とされました。また、球根の毒でネズミなどの害獣が近づかないため、古くから田んぼの畦や畑の近くに植えられ、作物を守る役割も果たしと云います。

紅白の彼岸花
日本列島では水田の畦や墓地に多く見られ、人為的に植えられたと考えられている。その目的は、畦の場合は、ねずみ、もぐら、虫など、水田に穴を作って水漏れを起こさせるなど、水田を荒らす動物がその鱗茎の毒を嫌って避けるようにするためとされる。墓地の場合は虫除けおよび土葬の後、死体が動物によって荒らされるのを防ぐためとされる。モグラは肉食ゆえにヒガンバナとは無縁という見解もあるが、エサのミミズがヒガンバナを嫌って土中に住まないためにこの草の近くにはモグラが来ないと・・。

花言葉 ・・・ 「悲しい思い出」

 長 月                                八 大








危険!

 フレデリック・ウイルコックス の言葉


 生きる事には死の危険が 愛する事には失恋の危険が付きまとう

 求める事には失望の危険が 挑戦する事には失敗の危険が付きまとう

  しかし危険は冒さなければならない 人生最大の悲惨は何一つ危険を冒さないことにある

   危険を冒さない人は 何も成しえず何も手に入れず 何もない人生を送る

    危険に対して及び腰でいる人は 自由を剝奪された奴隷のようなものだ

     危険を冒す者だけが 自由に人生を生きられる

      

 この言葉に重みを感じますね ・・・ ?   


 危 険            八 大

入道雲は何処に!

 最近この暑さの中で気が付いた事があります。この暑さの中で入道雲に出会ってないのはどうして・・? 今年の異常気象の原因について気象庁では入道雲が海上では強い日照でも急に温度が上がることはないので、地上の特に海から離れた内陸に出来やすいようです。

入道と云うのは、力持ちの大きな体をした、積乱雲と云うカミナリ雲の子供の雲でお坊さんのことですよね。この入道雲は地面近くの暑く湿った空気が上空に行きそこで冷やされて雲になったもの。この雲の中は上昇する空気と雨の粒や氷のつぶの混じった下降する空気とが入り乱れています。

空気は、上空にいくほど温度が下がります。熱くなって上昇した空気は、急に冷やされ雲になり、また水蒸気が雨つぶや氷のつぶになるときには熱を放出する。この熱が空気を押し上げる力を強める働きをしていると云います。このようにして入道雲が出来ると云います。

また日本で一番 夏のカミナリの多い都道府県は栃木県と云われています。地元では雷親父とも言われますが、稲妻と云う言葉もありますよね。


 長 月           八 大