あめあめ♪ふれふれ♪かあさんが♪ じゃのめで♪おむかえ♪うれしいな♪
ぴちぴち♪じゃぶじゃぶ♪ ランランラン♪
蛇の目傘 |
童謡「あめふり」で、お母さんが蛇の目傘で迎えに来てくれる様子ですが、私が70年前の小学生時代は当時番傘という時代で紙製で竹の骨で作られたものでした。梅雨の時季どうしても厄介にならなければならないのが傘であります。それでも和傘に対して金属の骨組みの黒い洋傘を「コウモリ傘」という事は子供のころから知っていました。
私達が育った時代、母親が雨の中で迎えに来るようなことはなく濡れ鼠で帰った覚えがありました。
傘とは何ぞや
昔の番傘 |
日本書紀には百済の聖明王の使者が552年に欽明天皇へ憧幡(旗・天蓋)を献上したことが掛けれている。当初は主に日射を避ける「日傘」として用いていたが、その後日本独自の構造的進化も見られ降水に対して使うことが多くなっていった。中国は古くから天蓋式の傘が発達し日本へは百済を通じて伝来したようです。
蝙蝠 |
洋傘を「こうもり傘」ともいうが、こうもり傘の語源に関しては、「傘をかぶる」が「こうむる」となり、これを語源とするなどの説もあるが、幕末にペリーが来航した際、持ち込んだ洋傘を「その姿、蝙蝠(こうもり)のように見ゆ」と比喩したことから生まれたという説が最も有力である。
洋傘の話
貴婦人の日傘 |
フランスでは1533年にフィレンツェのメディチ家のカトリーヌ王女がアンリ王子に嫁いだ時に伝えられたと云われています。また17世紀のフランスでは、街中で2階から投げ捨てられる汚物(糞尿)を避けるために女性には傘が必需品だったことが史実と
して云われています。
して云われています。
コウモリ傘 |
「雨降りお月さん雲の影 お嫁に行くときゃ誰とゆく
一人で唐傘さしてゆく 唐笠ないときゃ誰と行く
シャラシャラシャンシャン鈴付けた
お馬にゆられて ぬれて行く 」
婦人用雨傘 |
子供の頃はカラかさ(唐笠)あるいは番傘、和傘でしたが唱歌にも歌われていましたね。
令和2年 水無月 八 大