半夏生(はんげしょう)

高島易断所編集の運勢暦があります、二十四節気の他に雑節と云う項目があります。夏至から11日目頃に一般的には梅雨明けの頃、半夏と云う薬草が生える時期にあたる。この日に合わせてタコを食べる風習が関西以西に多くあるそうです。

半夏生(はんげしょう)
半夏生は土用や八十八夜と同じく、日本独自の暦である雑節のひとつで今年は7月1日がこれにあたります。中国由来の旧暦(太陰太陽暦)『七十二候(しちじゅうにこう)』では、この日から5日間を『半夏生ず』としています。

半夏生は農作業の大切な節目とされており、この時季は「夏雨(はんげあめ)」と呼ばれる大雨になることが多いので、それまでに田植えを終えないと、半夏半作(はんげはんさく)といって、収穫が半分に減ると伝えられてきたそうです」

半夏とは、カラスビシャクというサトイモ科の山野草のことです。面白い名前の理由は、苞(ほう)の部分をカラスが使うほどの小さな柄杓(ひしゃく)に見立てたからです。不気味で嫌われもののカラスが、小さな柄杓を使ってチマチマと水浴びなどをしているところを想像すると、ほほ笑ましく感じます。カラスビシャクは夏の半ば頃に生え始めることから『半夏』、その時季を『半夏生』と呼ぶようになったのでしょう」

蛸(明石のタコ)
『半夏蛸(はんげだこ)』と呼ばれるこの習わしは、とても理にかなっていると思います。きつかった田植えまでの農作業を終え、更にこれからの厳しい夏を過ごすため、タウリンを豊富に含むタコは体に良いと云われた。古くから解毒作用があるとされてきたタコを食べて身体の毒を洗い流すとも云われた。明石のタコは「ハレの食」鱧と共になくてはならない行事食と云われていま。

 半夏生             八 大














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