「タケノコ」 生活

 スーパーの店先に今年も「筍(タケノコ)」が並び始めましたね。この筍は広い意味ではイネ科のタケの若芽の事を指すそうです。地表に出たときには日に数センチずつしか成長していなかったものが、急に成長が早まって十日目ぐらいから急に成長が早まり数10cm~Ⅰメートルに達することもあり、成長の早い植物ですよね。

また「雨後の筍」とは良く言ったもので呼ばれるようにこの季節、雨が降ると次々とタケノコが急激に成長が早まる。雨後の筍                  とはよく言ったものですね。

この筍「古事記」にも登場することから、日本では古来から食べられて事が分ります。食物繊維が多く含まれており、ヘルシーかつ食べ応えがあり人気ある食材でした。新鮮な筍の頃は、生でも焼き物にしても美味しく食べられますね。ただし旨さを最大限に味わうためには切ってからー時間以内が目安と云われています。

・・と云うのも切った直後からえぐみが急激に増加しますね。 それを避ける為に、出来るだけ早く調理を行うのがコツだそうです。 この旬の時期、煮物は勿論ですが炊き込みご飯を食べると何故か母親に云われました。 「腹も身の内だからね」と云われたことが今になってその意味が分かったような気がする。

私は4歳まで中国・石家荘市に生活しており、その後日本に初来日した家族でいわゆる大陸からの引揚者の一員です。中国にいた頃にはそこそこの生活をしていたそうでしたが引揚者の一員となって、浮浪者同様に戦後の混乱期には物々交換の時代を経て
山法師(季節の花)
「タケノコ生活」
となった。そんな時代を超えて今に至りました。

タケノコ生活 とは、戦後初期の物々交換の時代に、筍(たけのこ)の皮を一枚ずつ剥ぐように衣類などを売って食いつなぐ生活であっ               たという。しかし、物々交換で手持ちの品物がどんどんと減っていくの見聞きした時には悲しい思いでしたね。

皐 月           八 大





































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