凌霄花(のうぜんかずら)

 古利根川沿いをいつものように歩くと鮮やかな色をした花を見かけます。電信柱の途中まで伸びた赤朱色は・・そうです巨人軍のマスコットカラーの凌霄花(のうぜんかずら)です。春ですからいろいろの花が見られますが特に目立っていますね。

ノウゼンカズラは夏から秋にかけて橙色の美しい花をつけ樹木や壁などの他の物に付着してつるを伸ばしていきますね。中国原産ですが平安時代に朝鮮を経由して日本に渡来したものと云われています。中国語でノセウが訛ってノウゼンとなって蔦が他の木に絡んで昇っていくためカズラの名が付いたと云われます。英語名では花の形がトランペットに似ていることから「トランペットフラワー」と呼ばれているそうです。

話は変わりますが若かりし昭和30年代の駆け出しの頃に、島倉千代子が歌っていた「ふるさとの花」がありましたがのうぜんかずらの歌詞が入っており何故か心に残っておりました。                         「 一人の兄が大学へ 立つ朝駅で見送れば さみしい妹の肩先を                                    ・  やさしく撫でた凌霄花 あゝ思い出の花 ふるさとの花 」                 

花言葉はラッパ上の花を咲かせる花姿から、英雄や勝者を祝福する際のファンファーレで吹くトランペットを連想する「名声」「名誉」「栄光」が名付けられています。

 令和3年 水無月        八 大




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