栃木県から茨城県にかけて流れる那珂川の河口近くには縄文時代から続いている古代人の住居跡や古墳などの遺跡が多くみられる処である。その中に虎塚古墳と云う東日本では最初に発見された装飾古墳があります。埋蔵文化財資料館には原寸大の石櫃が展示されているが原色の赤色に圧倒されます。壁の上段に連続三角文、その下に円文や太刀、鉾などの武器や武具などがベンガラ(酸化鉄の赤の顔料)で描かれている。石櫃の西壁や東壁にも9個の赤い円(鏡と思われる)や武具を思わせる道具などが描かれている。その当時も葬送を司る画家がいたのかもしれないことを感じる。
装飾古墳は九州に多く発見されているが、そのころ関東へ人の移動があったことが覗える。
年代的には6世紀末から7世紀初頭とみられていますが、その幾何学的な模様は今の現代アートを見ているような感覚を感じる。
虎塚? 鎌倉時代、この地に虎御前という人の屋敷があった・・と土地の古老の話を聞きましたが空を見る
古墳内は春と秋に一般公開されるとの事でした。
平成29年5月 八大
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