立春大吉

「 立春大吉」と云うお札を見たことはあると思いますが立春と云う、季節の変わりめには邪鬼が発生すると考えられていました。古くからこの時期は万物変化が激しく不吉で、邪気が発生すると云われていました。この事から節分で豆をまいて邪気が発生すると考えられていた。


立春大吉と云う文字は左右対称で縦書きにすると表からも裏からも同じように見えます。一度くぐったものの、まだ入ってない家があると勘違いしてそのまま門をくぐって鬼は外に出て行くという。こうして、立春大吉は邪気を追い払う縁起の良い言葉として門に貼るお札になっています。

お正月のしめ飾りに東北地方では「蘇民将来」という言葉を書いていることで除災招福になると言い伝えられているものもありますが、このような説話から今でも生活に深く根差した文化が見られています。

万が一、悪い鬼が家に入ってきても、外から見えていた立春大吉と同じ文字が読めて、「まだ家の外だったのか」と勘違いして外に出て行ってしまうという言い伝えから、「立春大吉」の文字が厄除けとして使われるようになったと言われます。

節分とは季節の分かれ目・区切りを示す日。もともと「立春・立夏・立秋・立冬」の前日」が節分の日でしたが、今では立春の前日が『節分』として残っています。

節分の日付が変わるのには、この「立春」が関係しています。そもそも立春とは、日本で春の季節が始まるとされる日。現在では、太陽の位置によって決められ、「太陽黄経が315度の時刻が立春」と、国立天文台で定義されているそうだす。

地球が太陽を1周する時間は、1年(365日)とぴったり同じではありません。
そのため、今年2021年には、「立春」の時刻が2月4日に入りきらず2月3日になったため、立春の前日である「節分」も2月2日に移動したと云います。


 如 月           八 大   

                   
















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