今日は変な天気で朝から何度も「にわか雨」というものが降りますね。天気予報でも降るとは言いましたが晴れのち雨、のち晴れのち雨が4回も断続的に続いていて私の経験では新記録と思われます。何でこんなことになるのか天気予報氏の説明を聞きました。
今現在9号台風が長崎県の西方沖を通過中で関東地方にまで影響しているらしく、一方で南方海上の遠くであるが暖かい湿った空気を伴った10号台風が北上中とのことです。間にある日本列島が息を吸ったり吐いたりしているらしく、その為かアコーデオンの風琴のように息をしている感じであり私達にとっては出ることも入ることも出来ずいい迷惑である。そんな状況をにわか雨と云われていますが、都合の良い話ですよね。国語辞典によると「にわか」の意味は、物事が急に起こるさま。病気が急変するさま。一時的であるさま、かりそめであるさまの意味がある。にわか雨には「にわかファン」の意味もあります。
江戸から明治にかけて宴席や路上などで行われた即興芝居を指す言葉が語源であったと云います。俄狂言(にわかきょうげん)を略したもので俄=素人が演じたことからこう呼ばれたようです。この俄が各地で起こり、大阪俄は現在一般的な漫才などのお笑い文化の源流になっており職業化されだし道頓堀相合橋には俄専門の舞台が作られたと云います。
これらが新喜劇に繋がり、松竹新喜劇の旗揚げで初代渋谷天外なども俄から出て楽天会を主催していたと云います。それからは横山エンタツ・花菱アチャコと続き現在のお笑い界に続いております。地域は違いますが九州俄の系統があり博多俄・肥後俄・佐賀俄・・と広がりを見せており、そんな中では半面(目かづら)を付けて演じる博多銘菓「二〇加煎餅(にわかせんべい)」なども今に残っています。午後になってから俄が通り過ぎたようです。 令和2年 長月 八 大
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