富弘美術館

群馬県の東端に10年程前に平成の大合併によって「みどり市」が誕生しましたが、渡良瀬川沿いの草木湖の中程に富弘美術館があります。星野富弘さんが描いた水彩詩画の常設専用展示館である。
 中学教師だった星野さんは昭和45年22歳の時にクラブ活動の指導中に頚椎を損傷する事故にあって身体の自由を失った。彼はそれ以来、肩から下の機能が全て麻痺してしまう。その後9年にも及ぶ闘病生活の中で彼が得たのものは、キリスト教の洗礼と、母の献身的な介護とリハビリの過程で口に筆をくわえて字や絵を書くことを学んだ。筆を口にくわえ描く絵と、彼の“こころの芯”から絞り出すような詞を書くことは見学者の心を打つものがある。
詩画の題材は,多くがふるさとだった東村のあちこちに咲いている四季折々の草花が描かれています。
闘病中からのビデオを見ると僅かに頭を上下させる・・というその動作の辛さで、当初は一文字に一日掛かった・・という。
その桜の花の細部にわたる描写力を垣間見る時、そこに至るまで、はたしていったいどれほどの時間と努力が必要だったろうか?。・・・・その筆先を見詰めながら、出来うる限りの全神経を集中させるのだろうか・・などと、私が、どんなに頑張って想像しても・・・それを遥かに越えるに違いない。だからこそ、まるでこの掘り込むような一本一本の線と、力強い一つ一つの文字が、パワーを持って私たちの心の奥に響いてくるのだろう。

 久し振りに訪れましたが一つ一つの作品がまた私にやる気を与えてくれた!

                    

☆こころの芯からの言葉 1
 
 『神様がたった一度だけ この腕を
動かして下さるとしたら 母の肩をた
たかせてもらおう 風に揺れるぺんぺ
ん草の実を見ていたら そんな日が 
本当に来るような気がした』


☆こころの芯からの一言 2

よろこびが集まったよりも
悲しみが集まった方が
幸せに近いような気がする

強いものが集まったよりも
弱いものが集まった方が
真実に近いような気がする

しあわせが集まったよりも  
ふしあわせが集まった方が
愛に近いような気がする


平成29年10月    八大
   



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