寒の入り 古利根川の散歩

 一年で最も寒いこの時期を「寒」といいますが約一か月間皆さんにはあまり好まれる季節ではありませんが、意外と寒にまつわる言葉は沢山あります。寒稽古・寒気団・寒葵・寒梅・寒雀・寒星・寒風・寒餅・寒夜・寒晒し・寒の戻り・・少し寒くなりましたね。
けれどもよく考えてみるとこの厳しい寒さを超えると躍動の春がやってくるので、何の苦も無くいきなり光の春が来るとすれば感動が薄くなるので贔屓目に見て戴きたい。
 久し振りに古利根川に足を運びましたが予期はしていたが鴨の飛び交う川面をなでる風は冷たい。そんな中でも土手沿いの道端には、スイセン・冬バラ・キンカン・レモン・ピラカンサス・山茶花たちが私を迎えてくれました。こんなにも寒さに負けずに頑張っている木々たちを見ていると「俺もチジコマッテはいられないな~」とは、思いつつ自問自答を繰り返していました。
 気象の用語として「山茶花散らし」という言葉があります。冬の花の代表格である山茶花を散らしてしまうのがこの時季に降る冷たい雨。季節の洗礼を受け花びらがバラバラに散って花のじゅうたんになってしまう姿は無一文の哀れを感じます。
 花言葉がいいですね「困難に打ち勝つひたむきさ」だそうです。
 寒の入りのこの日から季節の挨拶としては寒中見舞いになりますね。

                                                                   平成30年1月5日    八大

























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