睡眠の質とお茶の効果

朝起きた時に疲れが取れず元気が出ないということがこの頃よくありますがどうしてなんだろう? もっと寝ていたいけれど取りあえず起きなければと思って起きるのがこのところのスタートです。起床時に感じるその眠気や疲労感は、「睡眠の質」に原因があると思われます。
最近、「睡眠負債」という言葉が注目されていますが日々の睡眠不足や睡眠の質が低下した状態が負債のように積み重なっていくこが云われています。この睡眠負債が続くと、仕事や日々の生活の悪化に繋がって来ます。

大切なのは「睡眠の質」であると思います。たとえ睡眠時間を長く取っていても、睡眠の質が低ければ睡眠負債につながりますよね、睡眠時間の長さを気にする人は多くても「睡眠の質」まで気にしている人は少ないのではないでしょうか。しかも、睡眠の質の低下は、自覚しにくいから厄介なんです。

睡眠の質を上げるためには
〇 就寝前には暗めの照明にする
〇 就寝前にはスマホなどの電子機器の使用を控える
〇 ゆっくりと入浴する
〇 日頃から適度の運動をする習慣をもつこと

休日は寝だめをして日頃の負債を取り戻そうなんてことは良くないらしい。
 それを解決するには何と「お茶と睡眠」だそうです。でもそれって緑茶にはカフェインが入っているので夜には眠れなくなってしまうよ? 目が冴えてしまうんじゃないの? と思っている人が多いです。

お茶には日光の下で育てて煎茶として飲むものと、日光に当てずに薄暗いネットの下で育てて作る碾茶(てんちゃ)があります。茶葉を摘むまで20日以上被覆してその生葉を蒸して揉まずに乾燥させたもので、玉露と同様に収穫前に被覆した茶葉を蒸し碾茶炉で乾燥して製造する。煎茶の様に茶葉をもむ工程がないため、形状は青海苔に似てその香りは独特だそうです。茶葉の成の中に「テアニン」というアミノ酸の一種が多く含まれ、リラックスと集中力を高める効果があるそうです。

この碾茶はアミノ酸の一種で「テアニン」の成分が入っているので「お茶を飲むと、ホット気分が和らぐ気分になれます。このリラックスを感じさせるテアニンが興奮系の神経伝達に働きかけ、イライラ、ドキドキ、を抑えリラックス状態に導いてくれます。その効果は睡眠状態への働きにも認められています。
「抹茶 歴史」の画像検索結果テアニンの効果は同じ睡眠時間をとっても長く寝たように感じ疲労感が回復し、満足感が得られるそうです。たまには改まって一服のお薄に和菓子を添えて気分を変えてみてはいかがですか。

漢方薬なんて歯牙にも留めなかった私ですが、良い眠りを得るためには先人の言われることにも耳を貸すべきではないかと今にして実感しております。

抹茶とはこの碾茶を石臼すでひいて粉末状にしたもので、その保存に用いられたものがあの有名な「茶壷に引かれてとっぴんしゃん」の壺であります。

                     平成31年1月      八 大

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