カサブランカ



カサブランカ に想う

 真っ白い花カサブランカが見事に咲きました。雨を避けて山法師の木陰に移しましたが直径が何と、28㎝もありその姿は豪華絢爛に極まる。近寄るとユリ独特の甘い香りが漂っている。その花言葉は「雄大な愛」「純粋」「甘美」「威厳」「無垢」「祝福」・・とうなずけるものばかりです。

 アフリカ西海岸にあるモロッコは紀元前10世紀ごろにベルベル人が定住してフェニキア人やローマ人との交易が行われており、中世のころ商業と金融の中心都市として栄えたカサブランカと云う街があります。名前の由来はスペイン語で「白い家」という何とも耳障りの良い地名でありますが人口は400万人を超す͡古都であります。

 往年の名画に「カサブランカ」という題名の映画がありましたが、私の生まれた年に映画化されたものらしいです。敬愛する女優イングリットバーグマンがハンフリーボガードと共演しており映画史上屈指の作品ともいわれております。彼女はその理知的な風貌から多くのファンを得ていた大スターであり小生もその中の一人でした。
 彼女は女優として数々の賞に輝いているが何といっても三回のアカデミー賞にも輝いており永遠の大女優である。その出生地であるスエーデンの墓碑には「この女性は人生の最後まで演技し続けた素晴らしい女優ここに眠る」と刻まれているそうです。

 カサブランカと云う作品は反ナチス時代に地下組織を舞台にした内容で重くて暗い雰囲気が立ち込めていたなかでバーグマンの立ち居振る舞いが今に至っても頭に残っています。

 令和 元年6月            八 大   








          



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