ベンケイソウ

 先日、園芸市場に出掛けた際何となくほっこりとした肉厚の葉で頬紅を付けたような、ベンケイソウに出会った。そう云えば案外身近なところでこの多肉植物は見かけていましたが改めて見つめているとほっこり感がありますね。

サボテンもその種類の一つですが多肉質の葉および茎を持ち水分を多く貯蔵できるそうで、あまり手のかからない植物なので、その分布は世界中に広がっているそうです。

 常緑の多年草でカネノナルキ(金のなる木)のように茎が木質化しているものもある。カランコエやヒダカミセバヤなどもこ
の科に属します。古利根川沿いの所どころ
にイワベンケイやホソバイベンケイが青々
と育っているところもあります。

 花言葉は「穏やかな」「信じて従う」「機転が利く」という意味で随分おしとやかで賢そうな名前になっているので探ってみると、その由来が面白いよ。

 武蔵坊弁慶の逸話から出来ている。
弁慶と云えば義経の家来ですが勧進帳でお馴染みの安宅関の場面で、弁慶一行が山伏姿で通り抜けようとするが関守から山伏は通行まかりならぬと厳命される。
 けれどもとっさの判断で機転を利かせ、たまたま持っていた巻物を勧進帳であるかのように装い、淀みなく朗々と読み上げて疑いを晴らそうとするシーンがあります。このことから弁慶は機転が利くという花言葉を戴いたと言われる。
 一度歌舞伎座でその勧進帳を見られると粗筋だけでなく芸の細かさや主従関係が理解できるので楽しいことこの上なしです。


 令和元年    10月        八 大











0 件のコメント:

コメントを投稿