朝顔 の話

アサガオ らしき花
今年も自宅近くの古利根川沿いに毎年、朝顔らしき花が繁茂します。その開花の期間は長くお盆の頃から秋口にかけて沢山の花をつけてくれますが、どうやら朝顔ではなく通りがかりの人からも「花の名前は・・?」と聞かれます。その内に図書館に行ってモヤモヤを解決したいと思います。

 小学生の頃夏休みの観察日記のために朝顔を育てた経験がある人も多くいたでしょう。朝顔は薩摩芋科の植物で同じ属のサツマイモは食用になりますが、朝顔は食べると激しい下痢を起こしてしまいます。現在でも種子は下剤として薬になりますが、毒性が強いため、一般人が朝顔の種から下剤を作ることは非常に危険な事です。

今では庶民的な花ですが、江戸時代には朝顔ブームがおきて、盛んに品種改良がおこなわれるようになりました。珍しい品種は高額で取引されるようになり、普通の品種も広く一般市民に広まりました。それが、東京・台東区にある「真源寺」で今も行われている「入谷朝顔市」になったと云われています。

朝顔は奈良時代に中国から入って来たと云われていますが、平安時代だとする説もあるそうです。「万葉集」などにも朝顔の歌がありますが、朝顔が平安時代に入って来たとすると、「万葉集」で詠まれている「朝顔」は、同じように青い花を咲かせる「桔梗」だったのでは、とも云われているそうです。まだまだ解らないことが沢山ありますね。

 盛 夏             八 大

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