秋の始まりを知らせるこの時季、今年も「彼岸花 」を見かけることが多くなりました。彼岸花は「曼珠沙華」とも呼ばれ突然に花を咲かせ、秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという、多年草としては特殊な性質を持っています。地下の球根に強い毒性を有しますが、その昔には「救荒作物(きゅうこうさくもつ)」として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べていたと聞きます。
祖母が生前に「昔から彼岸花には毒があるから触らないように・・」と云われて畑の側でも遠ざけて歩かされた記憶がありました。地下の球根にデンプンを豊富に含んでいるため、毒抜き(水に晒すなど)をすることで食料に出来る事から救荒作物とされました。また、球根の毒でネズミなどの害獣が近づかないため、古くから田んぼの畦や畑の近くに植えられ、作物を守る役割も果たしと云います。
紅白の彼岸花 |
花言葉 ・・・ 「悲しい思い出」
長 月 八 大
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