「午年」の話

 「午」ってどんな意味                            十二支の「午(うま)」は、一日の中で正午(真昼)を表しています。太陽の光が最も強くなる時間で、「陽の気」が満ちる時間帯です。そのため午年は活発で前向きな年で努力が形になりやすい年と思います。

「馬」と「午」の違い                           「馬」と「午」の違い、説明できますか? 意外に難しいですよね。「馬」は実際の動物を表します。「午」は十二支のひとつで、時間や干支を示す象徴です。馬は生き物としての具体的な存在ですが、午は正午や干支の記号としての意味合いが強く、文字の形も少し簡略化されています。この違いを知ると、干支として「午」を使う理由が分かります。

午年と「午前・午後」の関係                      「午」あまりなじみがないと思いきや…実はほぼ毎日使っている「午前」「午後」!この言葉も、「午」が由来と云います。その昔、中国では一日を12の時間帯に分け、それぞれに十二支を割り当ててたと云います。「午」は正午の時間帯にあたり、そこから「午前(正午まで)」「午後(正午以降)」という呼び方が生まれたと云います。餅つきの際に交互に「杵」をつく様子から「切り替える」という意味もあるそうです。

縁起が良いといえば「午」                         古くから馬は、人々の暮らしに欠かせない存在でした。農作業や移動を助けてくれるだけでなく、神社では「神様の使い」として神馬として奉納されることもあったと云います。そのため、馬は「出世や発展の象徴」とされ、午年は努力や挑戦が実を結びやすい年とも言われています。また、「馬が合う」「うまくいく」といった言葉も日常でよく使われていますね。午年は、そんな幸運の象徴として馬の力を借りられれば良い年になれますね。

左 馬(ひだりうま)

【左馬の由来】


「うま」を逆から読むと「まう」と読めます。「まう」という音は、昔からめでたい席で踊られる「舞い」を思い起こさせるため、「左馬」は福を招く縁起のよい駒とされています。


 師 走               八 大












0 件のコメント:

コメントを投稿