仁和寺展 (葛井寺の千手観音菩薩)

 「私しゃお多福お室の桜 鼻は低くとも人が好く」ずい分に昔になりますが京都双ヶ岡近くの仁和寺に遅咲きの花見に伺ったことがありました。結構なピンク色が印象に残っていました。
今回その仁和寺がお寺全体の大改修に伴い、国宝を含めて多くの仏像や秘宝の数々が東博で見られます。その中でも門外不出と云われていた真言宗御室派の寺院である葛井寺からの国宝「千手観音菩薩像」は圧巻です。
 観音菩薩は救済する衆生にふさわしい姿に変えて現れる仏で、三十三の姿に変化して出現すると云われておりその由縁で三十三観音霊場巡りなどに繋がりが現れております。その変化観音の中でも千手観音とはよく耳にすると思います、その姿のは多くは42本の手の姿であり1本の手が25の世界を救ってくれるとあり、あらゆることに対応してくれると云われています。
 今回、葛井寺の千手観音菩薩は実際に千本以上(1043本)あります。多方面での救済の為とはいえ一本一本丁寧に作られており信心と云うか、布教活動と云うか今の私たちには思いもつかないことではないかと思われます。奈良時代の昔にどうしてここまで造ることが出来たのか実際に近くで拝見して手の込んだ造作に感銘を受けました。

                                                                 平成30年2月    八大










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