鏡開き


鏡餅
 鏡開きとは1月11日に今年1年の一家円満を願いながら、神様に供えた鏡餅をお下がりとして戴くと云う風習です。飾っておいて固くなった餅を木槌や手で細かくしますが、鏡餅には神様が宿っているので、神様との縁を切らないように「割る」や「砕く」とは云わず「開く」と、縁起の良い表現を使います。

餅は「望月(満月)」に通じその丸い形が家庭円満の象徴とされることから、もともと正月や祝い事などの「ハレの日」のための特別な食べ物とされており、のちに縁起物としてお正月に飾られるようになりました。また鏡餅を食すことを「歯固め」といいますが、これは固いものを食べて歯を丈夫にし歳神様に長寿を願う            事からと云われます。

鏡の話

八咫鏡と云われる物
その昔、天孫降臨で天照大御神はこの鏡(八咫鏡)を私だと思って大切にしなさいと神勅を出していますが古代から日本人は鏡を神聖なものとして扱っていたと思われます。古墳時代には邪馬台国の女王卑弥呼が魏の国王より銅鏡を贈られた故事があります、これは卑弥呼がシャーマン的な支配者であることを意味するとも伝えられています。

私の家の神棚にも中央の奥に天照皇大神宮のお札の前に八咫鏡と称する鏡が飾られており、毎日の日課としお参りをしてから1日が始まります。また昔の言い伝えで鏡が割れると不吉と云われましたが大切に扱ったために、今でも鏡台にはカバーをかける習慣があります。鏡の霊力に対する観念が広く生活習慣の中にも根を下ろしていたことを示していると思われます。しかし時代の変化と共に、そういった観念も次第に薄らいでいるようにも感じますネ。


 令和3年  正月           八 








なお、鏡の語源はカゲミ(影見)、あるいはカカメ(カカとはの古語。つまり蛇の目)であると言われている。

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