女郎花(おみなえし)

 ようやく秋らしい気候になって来ましたね。燃え立つような紅い「彼岸花」の側に控えめな黄色い「女郎花」(おみなえし)がどこか儚げでチョット愛らしい姿です。秋の七草の一つとしてお馴染みの花ですが、その花言葉は「約束を守る人」「美人」「はかない恋」と3種類あります。

女郎花の物語の中では愛し合う二人の男女の姿が描かれています。すぐに迎えに来るとの約束をしたまま足遠くなってしまい、それを恨んだ女が身を投げてしまいます。その身を投げた女の塚から女郎花が咲き、それを知った男もその同じ場所で命を絶ちました。「約束を守る人」と云う言葉の重みが感じられる物語です。

「美人」と「はかない恋」は、女郎花の咲いている様子から、細くてすらっと伸びた茎に華麗な小さな花を咲かせるオミナエシと、どこか人恋しそうに寂しげに秋の風に揺られる姿が繊細な女心をくすぐるように感じませんか?

「女郎花」言葉の由来                            今でこそ男女平等をの世の中になっていますが、その昔は男女平等ではありませんでした。男性が優位に立っていた頃、男が食べていたと云われている「男飯(おとこめし)」は白い米だったのに対し、女性が食べていたと云われる「女飯(おんなめし)」は黄色い粟ご飯でした。そのオミナエシの花姿そのものであり、今でもその名前が残って付けられております。

 令和3年  長月      八 大 




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