女郎花(オミナエシ)

女郎花はオミナエシ科の多年草で、日当たりの良い山野に自生して、多数の黄色の小花を傘状に付ける秋の七草のひとつです。

自分が子供の頃先祖様の墓参りが年中行事としてのお盆の行事がありましたが、必ずと言っていい程近くの城山公園付近の野山へ野草の花摘みに生かされました。紫陽花や桔梗や竜胆の花が公園の近くに咲いているのを摘んできてお盆参りに供えましたよ。中でも一段と背が高く見つけやすいのが黄色い女郎花だった。

女郎花
オミナエシの「オミナエシ(女郎)」は、美しい女性の意味で、「万葉集」では「女郎花」の他、オミナに「佳人」「美人」「姫」などの字が使われていたそうです。

オミナエシの語源には「女飯」に由来する俗説もあるそうでそれは、白いもち米の飯を男性が食べていたことから「男飯(おとこめし)」、黄色い粟飯を女性が食べていたことから「女飯(おんなめし)」と呼んでおり、黄色い粟飯と女郎花の花が似ていることから、この植物を「オミナメシ」と呼ぶようになり、変化して「オミナエシ」になったと云われているそうです。

毎年、お盆の先祖様のお迎えには女郎花が付き物で必ず入っていましたが、数年前には品薄で揃わなかったときがありました。やはり墓前の中央の奥の方には存在感もあり無くてはならないお花ですよね。

 葉月           八 大  



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